液体窒素の痛みが気持ちよく感じるお年頃|いぼ治療体験談のようなもの
※画像はないので安心してください
いぼ治療体験談のようなもの
わたしは長年付き合っている病気があります。
それは、いぼ。
ときどき手のひらや指にできるのですが、できたら治療して、治ったと思ったらまたできて、そして治療して・・・、という流れを結構な数、繰り返しています。一度できてしまうと、あまりにもうっとおしい。気になっていろいろなことに集中できなくなるし、温泉やゲーセンなど接触のある公共の場は控えないといけない。
なので、今となっては毎日手をチェックしており、いぼの兆候が見えた瞬間に病院にGO!それくらいの熟練患者になりました。
そんないぼですが、一般的には皮膚科で液体窒素を使って治療します。
具体的には、液体窒素を着けた綿棒を患部に当てまくられたり、吹きかけられたりします。その部分はしばらく経つと水ぶくれになってかさぶたになり、いぼごと取れていく、というふうになっています。一回の通院で終わる場合もあれば、数回治療しないと治らない場合もあります。
この治療、肌に液体窒素をあてるので、当然・・・
痛いわけです。めちゃくちゃ痛いわけです。
とくに初めて液体窒素をあてるときは、尋常じゃなく痛い。わたしも初めて液体窒素を当てられたときは、数日痛みが続いてしんどかった記憶があります。初めてのときは足にもできてしまっていたので、歩くのが大変なくらい痛くて苦労しました。そもそも最初は液体窒素を当てる、という行為が怖すぎて、病院に行けませんでした・・・。
しかし、数回液体窒素の治療を繰り返しているうちに、心持ちが変わってきたのです。
液体窒素、気持ちいいじゃん、と。
誤解されないように言っておくと、単に液体窒素を当てることによる身体的な痛みが気持ちいわけではありません。熟練の患者となった今でも、痛いものは痛いです。
ここで気持ちいいと感じているのは、痛みとともにいぼが治っていることを実感する感覚です。多分。
いぼは放っておくと広がるということで、少しでもできたらとにかく早く治療して安心したいのです。治療=液体窒素。つまり液体窒素をすると安心するのです。これが気持ちよさにつながったのかもしれません。
ということで、いぼ治療中は、液体窒素の痛みがないと安心できない体にされてしまいました。どうしてくれるんだ。
個人的な経験ですが、いぼは放置すると見た目もひどくなりますし、治療にめちゃくちゃ時間がかかますし、痛みも病院通いのストレスもそれなりに大変になります。手に少しでも異常があるな、と思ったら、早めに皮膚科でみてもらうことをおすすめします。